◆ シニアの診療

  • 動物も年齢を重ねると体のあちこちに不具合が現れ始めます。若かったころのように、「ここが悪い」と一か所だけ治療していればいいことが少なくなってきます。
    また、既に何らかの病気を患っている場合はその病気とどのように向き合っていくか、その子と長く付き合ってきた飼い主様のお気持ちに真摯に耳を傾けたいと考えています。

◆ シニアチェック

  • ワンちゃんネコちゃんたちは人間の5~6倍の速度で年を取っていきます。いつまでも元気でいるように感じても少しずつ体に変化が表れていきます。早期発見によって進行を抑えられる病気もあります。普段の様子に以下のような変化がないかチェックしてみませんか。

    ○ 目が白くなってきた
    目が白くなってきた、夜になると目が青白く光って見えるなどの変化が見られた場合、白内障の可能性があります。白内障は完治の難しい病気ですが、早期に発見できれば目薬やサプリで進行を抑えることができます。

    ○ 疲れやすくなった
    加齢とともに体力は衰えていくものですが、運動するとすぐ疲れる、咳をする、舌の色が青白いなどの変化は心臓の病気の可能性があります。高齢で増える病気に心臓弁膜症があります。完治の難しい病気ですが、進行を抑えることはできるため早期発見が大切です。

    ○ トイレの回数・量が増えた
    加齢とともに増えてくるのが腎臓の病気です。慢性腎不全は腎臓の機能が50%以上ダメージを受けた状態で次第に腎臓の働きは悪くなり元に戻らなくなります。特にネコちゃんでは7歳を過ぎるころから腎臓の病気が多くなります。ダメージを受けた腎臓は元に戻らないため、これ以上ダメージを受けないように維持する治療が必要になります。

    ○ 段差を嫌がる
    高齢になると脊椎や関節の疾患によって痛みや歩行異常を起こしやすくなります。段差や散歩を嫌がるようになった、歩き方がおかしいなどの変化がある場合注意が必要です。また、負担を増やさないように体重管理も大切になってきます。

    その他食欲がない、元気がない、なんとなく調子が悪いなど少しでも気になる症状があればぜひ診察にいらしてください。