◆ 痛み外来

レーザー光を患部に5~10分当てることで、血行や細胞の活性化を促し、動物の関節炎、皮膚炎、裂傷などによる炎症や痛みを緩和することができます。椎間板ヘルニアや脊椎症など、特に神経の病気の治療において効果的です。 
レーザーによる治療は数分間という短い時間で実施でき、大きな苦痛を伴わず、副作用がないという点がとても動物に優しく、取り組みやすい治療と言えます。

◆ 糸を残さない手術

当院では、血管シーリング法により体内に糸を残ささない手術を行っています。
ほとんどの外科手術では、縫合糸を使用して血管を結紮し、止血を確保してから血管を切断するという作業が幾度も必要となります。出血のコントロールは手術における大変重要な要素となります。

血管シーリング法とは、血管を糸で結紮するのではなく、レーザーを利用して血管をシーリング(密封)する方法です。縫合糸による結紮に比べると血管シーリングは短い時間で行えるので、一回の手術で何度もある結紮を血管シーリング法に置き換えることで、手術時間を大幅に短縮することが可能になります。

手術の効率化により、全身麻酔の時間が短くなりことで、動物達の負担が軽くなります。特に麻酔のリスクが高い高齢動物や重症疾患の動物にとって何よりのメリットといえます。

また、近年『縫合糸反応性肉芽腫』という病気が外科手術を受けたことのあるワンちゃんで見られることがあります。この病気は、手術が終わって数ヶ月後から数年後に、結紮部位にしこり(肉芽腫)ができたり、あるいは皮膚の様々な場所にしこりができ、そこに穴が開いて膿が出たりする病気です。これらは体の中に残った糸に、体が過剰な異物反応を起こすことで起こると考えられています。

当院では半導体レーザーを用いて安全・確実な血管閉鎖を行い、縫合糸を使用しない、もしくは縫合糸の使用を極めて少なくした手術を実施することが可能となりました。

◆ 無麻酔・局所麻酔手術

レーザー手術は痛みや出血量を最小限に抑えることが出来ることから、無麻酔あるいは局所麻酔下において非常に短い時間で治療が行えるケースがあります。

無麻酔・局所麻酔での手術や手術時間の短縮は動物への負担を大幅に減らすことにつながります。

また、持病などで全身麻酔をかけられない為に治療できたなかった病気も、局所麻酔で治療できるケースがあります。

手の打ちようがないとあきらめずに、是非一度ご相談ください。
写真①
 雑種犬の耳介外側に見られた皮膚腫瘍に対する局所麻酔手術
写真②
 トイプードルの耳介内側に見られた皮膚腫瘍に対する局所麻酔手術

◆ 腫瘍の蒸散

体表のイボを無麻酔や局所麻酔で摘出することが可能になりました。
摘出部位や蒸散部位は出血もなく縫合糸も必要ありません。
動物への負担を軽くすませることができます。

写真①
 写真はフレンチブルドッグの体表にできた腫瘤病変への蒸散処置です。

写真②
 写真は雑種犬の後足に見られた腫瘤病変への蒸散処置です。

◆ 歯科手術

3歳以上の動物の約80%が歯周病です。
歯石除去後、レーザーを歯周ポケットへ照射することにより、歯周病菌の殺菌と処置後の歯肉の引き締め効果が得られます。

歯肉にできた腫瘍もほぼ無血で手術できます。
  •  手術前

  • 代替画像

     手術後

  •   手術 1週後

◆ レーザーアブレーション

レーザーファイバー先端を腫瘍内に差込み、レーザーを照射し腫瘍を内側から蒸散します。
無麻酔あるいは局所麻酔での実施になるため、高齢のために全身麻酔がかけられない動物にも実施することできます。
写真はウサギの背部に見られた上皮性腫瘍にレーザーアブレーションを実施した例です。

◆ 逆まつ毛治療

逆さまつげは生えてくるたび繰り返しの処置が必要になる事がありますが、レーザーで毛根部を組織破壊することで半永久的に脱毛ができます。